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ビックのアメリカンドリームその後①
前回はアメリカンフットボール(NFL)のスーパースターだったマイケル・ビックが闘犬の賭博の罪で2年間服役後、彼のNFL復帰に一役買ってくれた恩人マクナブとのクォーターバック(QB)対決は全米注目のもと、ビックの命運を決める一戦でした。
そして、がんばりすぎたビックは相手ディフェンスの強烈なタックルを浴びて、大怪我を負って退場。彼のアメリカンドリームはいったん挫折したところで終りました。

あの一戦から1ヶ月怪我から戦列復帰したビック率いるフィラデルフィア・イーグルス(Phi)が戦う相手は第9週現在NFL最強チーム インディアナポリス・コルツ(Ind)で、「超」の字が付くスーパースターQBペイトン・マニングとの戦いとなりました。

ペイトンの弟はニューヨーク・ジャイアンツのQBイーライ・マニングで2人とも既にスーパーボール・リングを手に入れています。このマニング兄弟はテレビCMの露出も多く、全米中大人から子供まで知らない者が居ない人気者です。復帰一戦としてはビックの負担は重く、ラスベガスの賭け率(ブック)でもPhiは2対10のアンダードッグ(劣勢)でした。

ビックの唯一の救いはホームゲームなので、9万人の観衆の大声援があることでした。
さて、ゲームが始まってみるとビックは怪我から復帰後の初戦とは思えぬ軽快な動きで、早々にタッチダウン(TD)パスを決めて、前半は0対13という望外の展開となりました。

しかし、第2クォーターに入ると、やはりNFL随一の頭脳のQBマニングに巻き返され、17-16と逆転されてしまいました。後半に入ってもビックの動きは好調で、第3クォーターで再逆転17-19とし、極めつけは第4クォーター敵陣に入ったビックは果敢にタッチダウンランを敢行。エンドゾーンに飛び込み、これが決勝点となり、見事に予想を覆す24-26の勝利に結びつけました。1ヶ月前第4週のゲームで、このボールを持って走る危険なプレー(TDラン)でビックは大怪我を負ったことを皆知っているので、大観衆はビックが走る度に、ハラハラドキドキ スリル満点で見守り、改めてビックの勇気と華麗なプレーを堪能したのでした。

この勝利で全米中、ビックの更なる活躍の期待が膨れあがる中、次のゲームで彼は常人の想像を絶する事をやってのけました。詳しくは「ビックのその後②」にて・・・
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by shosenkyo-r_01 | 2010-11-29 17:19 | 趣味
マイケル・ビックのアメリカンドリーム
<<刑務所帰りのスター選手 続き>>

マイケル・ビックは昨年フィラデルフィア・イーグルスのクォーター・バック(QB)としてNFLに復帰をしましたが、第1QBドノバン・マクナブの活躍をサイドラインで見ながら、ブランクを埋めるべく勉強し1年を過ごしました。

さて今シーズン開幕直前、大物選手のとんでもない引き抜きが実現しました。ビックのイーグルス入りを実現させた、スターQBマクナブが事もあろうにイーグルスの同地区ライバルチーム、ワシントン・レッドスキンズへ移籍することになったのです。

これによりイーグルスは第2QBケビン・コルブが正QBとなりビックはその控えの第2QBに昇格しました。9月12日 グリーンベイ・パッカーズとのシーズン開幕戦はビックにとって運命の日となりました。ゲーム前半終了間際、新先発QBコルブが相手ディフェンスの激しいタックルを受けて脳しんとうで退場し、そのままゲームに戻れなくなりました。代わって後半はビックの登場となり、期待と不安で会場は異様な雰囲気となりました。ところがビックは2年間のブランクを全く感じさせない、以前のような超人的身のこなしで動き回り、スタンドのファンを熱狂させました。前半に取られた大量得点の為にゲームには勝てませんでしたが、次戦もビック先発の声が大きくなり、チームは悩んだ末に決断を下しました。

第2週・第3週とビック率いるイーグルスは連勝し、マスコミはビックの完全復活を褒め称えました。そして第4週10月3日が全米大注目の一戦イーグルス対レッドスキンズ戦です。ビックがホームに同地区ライバルチーム ワシントン・レッドスキンズのドノバン・マクナブを迎え入れます。11年間、イーグルスに在籍したマクナブが試合前フィールドに姿を現した時、イーグルス10万人の観衆は大ブーイングを浴びせるかと思いきや、あたたかい拍手で迎えた光景はなかなか感動的でした。そしてマクナブとビックは肩をたたき合い、固い握手を交わし、ゲームは始まりました。NFLをよくご覧になる方ならお解りですが、QBは野球のピッチャー以上にゲームの中心的存在かつ危険なポジションなので、相手ディフェンスのQBへのタックルには過保護な程の規制がかけられています。しかし、QBがボールを持って走る場合はこの限りではなく、常に怪我または大怪我の危険と隣り合わせのプレーなので、QBが走るということは勇気のいることなのです。

QBビックはランニング・バック(RB)以上のスピードの持ち主で、度々ボールを持って走ります。そのスリリングな走りが彼の魅力と人気の所以です。試合開始20分、イーグルスは敵陣エンドゾーン10ヤードまで攻込み、両チーム初の得点チャンスとなりました。マクナブ相手にいつも以上に気合が入ったビックはここぞとばかり自らエンドゾーンを目がけて走り込み、あわやタッチダウン(6得点)かと思われた寸前、相手ディフェンスに体の両サイドから同時にタックルを受け肋骨と腰を負傷。以後ゲームには戻れずマクナブのレッドスキンズに負け連勝もストップしました。ビックの怪我はやはり重症で、暫らく試合には出られなくなり、ビックのアメリカンドリームは一旦終わりました。

しかし、今シーズン中に必ず戻ってドリームを実現させると思いますので見る機会がありましたら、どうぞイーグルスのマイケル・ビックにご注目ください。
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by shosenkyo-r_01 | 2010-11-08 15:40 | 趣味
刑務所帰りのスター選手(ビッグ オクトーバー 後篇2)
“アメリカンドリーム”という言葉があります。栄光を極めた人がどん底に落ち、再び這い上がって頂点に立った時、アメリカ人は心から拍手喝采を送ります。

今、NFL(アメリカンフットボールリーグ)で話題の選手は、フィラデルフィア・イーグルスのクォーターバック(QB)マイケル・ビックです。彼は4年前までアトランタ・ファルコンズのスターQBでした。並はずれた身体能力でフィールドを走りまわり、そのスリリングなプレーは全米注目の的でした。

学生時代から素行にはちょっと問題有りのビックでしたが、人気絶頂の'07年シーズン前、法で禁止されている“闘犬賭博”の関与で逮捕されてしまいました。ご承知の通りアメリカは動物愛護精神の特別強いお国柄です。しかも、負け犬を殺したことで沢山の動物愛護団体が、彼の豪邸前で抗議デモをするシーンが連日TVで放映されました。ビックは罪を認め約2年間服役し、昨年7月刑期を終え出所しました。

ビックのNFL復帰は誰もが有り得ない話と思っていましたが、昨年シーズン開幕直前、フィラデルフィア・イーグルスが電撃的にビックを控えQBとして契約し、NFLファンを驚かせました。これには水面下でNFL界一の人格者、トニー・ダンジー氏とビックの友人でもあるイーグルスのQBドノバン・マクナブのチームへの働きかけがあったと言われています。ダンジー氏はインディアナポリス・コルツ時代、NFL史上初めてアフリカ系アメリカ人ヘッドコーチとしてスーパーボールを制した人物です。マクナブもビックも黒人QBです。ビック復活の裏には黒人同士の強い絆があったのです。

続きはビックのアメリカンドリームへの挑戦です。
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by shosenkyo-r_01 | 2010-11-01 12:42 | 趣味



昇仙峡ロープウェイ「社長」が日々思うこと
by shosenkyo-r_01