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港市場の食堂~温泉 その3 八戸漁港と食堂
氷見を午後3時に立って八戸に着いたのはやはり、深夜近く。

乗り鉄以外では、こんなバカな移動をする人はいないだろうと思う。


朝、早起きして駅周辺を散策。

昔の八戸の面影は、ほとんど無い。

新幹線駅だから当たり前だが、とんでもなく大きな駅になったものだ。

40年弱前仕事で月に1.2回、八戸へ来ていた頃、私はここの市場が大好きだった。


ホテルで市場を聞くと"ハ食センター"と言って、タクシーに乗れば五分だと言う。

少し違和感があったが行ってみた。

案の定氷見の道の駅、青森のビルの中と同じ、つまらない市場だった。


帰りのタクシーで運転手と話しをしていて、突然記憶がよみがえった。

慌てて八戸駅へ戻る。

八戸駅から久慈線で25分、むつ湊駅に降りた。

駅の正面が市場だ。

規模は大分、小さくなったようだが昔の市場の雰囲気は変わっていない。

昼近くになっていたので ほとんどの店は終わっていた。

しかし、本物の市場が残っていて嬉しかった。

場内の食堂も終わっていた。

二階のイサバのカッチャ(漁師の女房)に話しを聞くと、漁師の亭主が亡くなるとカッチャは店をたたんで皆、恐山の方へ行くという。

だから、年々市場の店は減って行く。
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午後2時を過ぎたが カッチャが教えてくれた 「みなと食堂」に入った。

店は古いが、おやじは小ざっぱりとしていて、何しろ店内は綺麗で清潔、すっかり気にいった。

ばくだんと、おやじお勧め いちご煮を注文。

平目、えんがわ、ホタテ、イカ、タコ、中とろ、イクラを卵黄にからめ 、タレのかかったご飯に混ぜてかっ込む 「ばくだん」。

こんな旨い丼は 築地でもお目にかかった事はない。

又いちご煮のスープは例え様の無い絶品だ。
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二度と缶詰のものは買わない。

干物専門店で極上のカレイを買い、大満足で、次の目的地へと向かった。
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つづく
by shosenkyo-r_01 | 2013-03-20 09:00 | 放浪旅
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